検索順位をチェックする場所によって検索結果が大きく異なることをご存知かと思いますが、この地域に依存した正しい順位を把握しなければ無駄な対策を行ってしまう可能性も十分考えられます。
しかし、検索順位チェックツール「BULL」では、2017年4月20日からURLとキーワードを登録する際に検索順位の地域指定もできるようになり、これによって、調べたい地域での検索結果が取得できるようになりました。(※指定なしの場合、原則東京近辺での検索順位調査となります。)
最近ではGoogleの「ヴェニスアップデート」によって地域性に基づいた検索順位を表示するようになっています。
例えば、実際にその場所に行こうとしている時に、全く異なる地域の店舗のページが表示されても、それはユーザーにとって役に立たない情報となってしまいますよね?
これが、最近では地域を入力しなくても、現在地から近い実店舗などのページが表示されているはずです。
つまり、検索した場所の位置情報を元にローカライズされた検索結果が反映されているわけです。
そのため、業種やキーワードによっては正しい順位がわからないといった検索結果となってしまいます。
これでは、SEO対策をどう行っていけば良いのか全くわかりません。
さらに、最近ではスマホからの検索もPCの数を超えているため、その地域での検索順位をチェックすることが集客だけでなく、直接収益にも繋がるため特に重要と言えます。
なぜなら、スマホで地域性のあるキーワード(飲食店など)を検索しているということは、“今すぐユーザー”である可能性が高いからです。
上記のことから、実店舗をお持ちのサイトなど、地域性のあるキーワードの正しい順位をチェックすることが重要となります。
BULLで正しい順位チェックを行いたい場合は、次にご説明する「地域指定」で地域を選択して順位チェックしてください。
BULLでこの設定を行う場合の設定方法は、管理画面でURL・キーワード登録時に「地域指定」のプルダウンから指定したい地域を選択してください。
指定できるのは、各都道府県の県庁所在地および政令指定都市となっています。(例:北海道札幌市、北海道札幌市北区など)
※地域性を考慮しないキーワードの場合は特に選択する必要はありません。
※また、プルダウンメニュー右に地域を入力して絞込検索することができます。例えば「札幌」と入力するとプルダウンメニューの項目が絞り込まれますので、プルダウンメニューで該当地域が探しやすくなります。
さらに、この「地域指定」の設定は後からも変更可能となっていますので、必要に応じて地域を指定して検索順位をチェックすることができます。
地域性に特化したキーワードを対策している場合で、思うように順位が付かない、または圏外なのになぜかトラフィックが増えているといった場合に正しい検索順位が取得できているかどうか確認してみると良いでしょう。検索している場所が影響してローカライズされた順位を取得している可能性があります。
上記でご説明したように、こういった検索結果が異なるキーワードには地域性に基づいたというユーザーの利便性を考慮した特徴があります。
ということは、ヴェニスアップデートによって、地域性に特化したサイトは恩恵を受けるはずなので、そういったサイト・ページに関しては、積極的に地域名や住所を使用し(詰め込まない程度に)、その地域で上位表示されるような対策が必要となってきます。
そのためにも、地域性のあるキーワードに関しては、正しい検索順位をチェックしてSEO対策を行うことが大切となるわけです。
また、冒頭でもご説明したように、最近ではPCとスマホでは検索結果が異なる場合も数多く見受けられますので、スマホの順位もチェックしておきたいところです。
「BULL」ではそういったスマホでの順位チェックにも対応しておりますので、重要なページに関してはPCとスマホの順位を別々でチェックするといった方法で、ぜひ併せてご活用ください。
参考:スマホでの検索順位をチェックする重要性について